大人気漫画『SPY×FAMILY』スパイファミリーのアーニャってすごく可愛いですよね。
ところでアーニャの髪飾りは、なんだか特徴的ですよね。いつも変わらず同じものをつけている点も気になります。もしかしたら何か秘密が隠されているのかもしれません。
というわけで、アーニャの髪飾りの考察をしていきます。
この考察にはスパイファミリー第9巻までのネタバレが含まれますので、ご注意ください。それでは本題に入ります。
SPY×FAMILY アーニャの髪飾りの意味とは?6つの可能性を考えてみた!
オペレーションストリクスのため、父ロイドが孤児院から引き取った子がアーニャです。SPY×FAMILY読者ならご存知の通り本当の親子ではないんですけどね。
アーニャのキャラデザで印象的なのが髪飾りですよね。
アーニャの髪飾りにはどんな意味があるのかを考察していきます。
あくまでも僕の考えなので、本当に合っているのかは作者にしかわかりませんのであしからず。
アーニャの頭の両サイドに角のような髪飾りをつけており、第14話では、寝ているときもつけっぱなしで、第2巻のおまけ漫画ではプールに入るときも髪飾りの上から水泳帽をかぶっており、頑なに髪飾りを外そうとしません。
なんだか怪しくないですか?
とある組織にいたときには、髪飾りをつけていませんでしたが、それ以外では普通なら外すだろうというときでもなぜかつけています。
ジャンププラスに掲載された遠藤先生の読み切り、「煉獄のアーシェ」のインタビューによって、アーニャの髪飾りはヒロインのアーシェの流用で、デザインに関して、特に工夫はないと話されていました。
ただ、もし髪飾りに特に意味がなければ外してるシーンが書かれていても不思議ではありません。しかし、頑なに髪飾りを外さないことから、何か深い意味が隠されているのではないかと考えたくなります。というわけで、アーニャの髪飾りにはどんな意味があるのか?あらゆる可能性を考察していきます。
考えられるのは
1.超能力抑制装置
2.角を隠している
3.発信機がついてる
4.キメラ
5.頭に縫い目がある
6.猫ミミ
です。まず、「超能力抑制装置」について。
考察1.『SPY×FAMILY』アーニャの髪飾りは、超能力抑制装置なのか?
超能力抑制装置というのは、文字通り髪飾りにはアーニャの超能力が暴走しないように抑制する働きがあるのではないか、ということです。
つまり、髪飾りを取ると能力が暴走し、体への負担が重くなってしまうため、それを防ぐために、髪飾りを付けてるのでは?と一瞬、考えました。
ただ、髪飾りが抑制装置という可能性はかなり低いと考えられます。
というのも、第3話で政治家の演説を聞いたときに、たくさんの人の心の声が聞こえており全く抑制の効果が見られなかったからです。
髪飾りを取れば、世界中の人にも声を聞くことができるが、その副作用でよからぬ事態となってしまう?という設定を考えたくなりますが、施設にいたときに髪飾りを外しても特に問題がなかったことから、やはり髪飾りが超能力を抑えているとは考えづらいです。
考察2.『SPY×FAMILY』アーニャの髪飾りは、角を隠している?
続いて、「角を隠してる」について考えてみましょう。
これは髪飾りが、まさに角のように見えることから人の頭に角が生えてるという可能性が考えられます。
となるとアーニャの角は受信機のような役割を果たしており、アーニャが心の声をキャッチして、アーニャの脳に情報を伝えてると考えることができます。
しかし、角が生えている可能性は限りなくゼロに近いと思っています。
というのも第29話でロイドの職場見学をしたときに、探偵のような帽子を難なくかぶっており、もし角があれば、帽子が変形するはずですが、特に形が変わった様子はありません。
また、カラーイラストでは、麦わら帽子をかぶっていたり、空耳のカチューシャをつけたりしており、角があれば、どちらもつけられないため、やはり角があるとは考えづらいです。
また、個人的にもアーニャに角があったらかなり嫌です。
考察3.『SPY×FAMILY』アーニャの髪飾りは、発信機がついてる?
続いて、発信機について、これはアーニャの髪飾りに発信機の類が仕掛けられているというものです。
つまり組織の人はアーニャに逃げられる可能性を考慮しており、施設から逃げ出されたとしても、アーニャの居場所がわかるように髪飾りに発信機を仕掛けているというわけです。
となると、その髪飾りは常に電波を発しており、アーニャの居場所は組織の人に知られてることになります。
第1話でロイドのスパイ道具を勝手にいじって、本物の悪い人に誘拐されたようにそのうち組織の人がアーニャを連れ去りに来るかもしれませんが、しかし、もし髪飾りに発信機が仕掛けられているとすると、一つ疑問が生じます。
その疑問というのは、なぜ野放しにしてるのかということです。組織としては、超能力者の存在を世間に知られることにはデメリットの方が多く、アーニャを使って情報収集するには超能力の存在自体、隠した方が有利です。
そのため、髪飾りに発信機がついてるとすればアーニャの脱走を知った時点ですぐに捕まえるはずです。そのため、アーニャがロイドと出会うまでの1年間も野放しにされていたことから、髪飾りに発振器が隠されてる可能性は低いと言わざるを得ません。
考察4.『SPY×FAMILY』アーニャのぬいぐるみ キメラ
続いて、ぬいぐるみ「キメラ」についての考察です。
アーニャが大事にしてるぬいぐるみキメラ長官にも角があり、それがアーニャの髪飾りと形が一致しています。このことから、アーニャがキメラと関係あることを示唆させると考えられるというわけです。
この可能性は結構高いと僕は思っています。
キメラというのは、ギリシャ神話に登場する仮想の動物で、一つの体に異なる遺伝情報の細胞が混じっています。このことからアーニャは組織の人が作ったデザイナーベビーで、複数の遺伝子を持ってる可能性が考えられます。
また、アーニャは人間の心だけでなく、動物の心も読めるため、あるいは人間だけでなく、動物の遺伝子も混じっているのかもしれません。
まとめると、髪飾りの形がキメラ長官の角と一致していることから、アーニャが複数の遺伝子を持つデザインベビーであることを示唆していると考えられます。
考察5.『SPY×FAMILY』アーニャの頭に縫い目があるのか?
続いて、縫い目についての考察です。
髪飾りに発信機のようなものが仕掛けられているわけではなく、お団子をしていない状態で、こうした髪飾りの両方を外すことがないことから考えられるのは、見られたくないものが頭にあるということです。
そこで挙げられるのが縫い目です。
アーニャが超能力者だとわかった後に組織が真っ先に考えることは超能力者の量産ではないでしょうか。
心を読める人が増えすぎると人間関係が崩壊しかねませんが、心を読む能力以外にも、ボンド(犬)のような未来予知だったり、念動力などを持つ能力者を増やそうとするはずです。
そのため、成功例であるアーニャの脳がどのような働きをするのか調べないわけがありません。
こんなこと考えたくはありませんが、アーニャの頭は研究のためにいじられており、そのときの傷跡が頭に残っているのかもしれません。
そのため、髪飾りをつけたり、帽子をかぶったり、お団子にしたりして、地肌が見えないように隠しているのでは?
う~ん、でも、そんな設定だったら嫌だな~
また、キメラ長官がアーニャの遺伝操作を示唆していることから、ぬいぐるみは重要なアイテムだと考えられます。そしてアーニャは、キメラ長官以外にもう一つぬいぐるみを持っています。
それは、ペンギンマンです。
ペンギンマンは第2巻に収録されているエクストラミッション1でロイドに買ってもらったものです。それが第5巻に収録されているショートミッション3で嫉妬したボンドにボロボロにされてしまい、ヨルさんの修繕によって、さらにボロボロになりますが、ロイドの手術によって一命をとりとめました。
しかし、ペンギンマンは全身縫い目だらけになってしまいました。そして、ペンギンマンが重要なアイテムだとするとアーニャの頭にもペンギンマン同様に縫い目があることを示唆しているのではないでしょうか。
アーニャ「なんだかフランケンシュタイン・・・」
縫い目だらけのペンギンマンを見て、アーニャはフランケンシュタインみたいだと言い、ロイドにはフランケンを博士の方だとツッコミを入れられるシーンがありましたね。
また、ワイズ本部がエヴァのネルフ本部と似ていたり、アニメ第5話で、ロイドが兄を助けた後で、みんなから「おめでとう」と言われるシーンの元ネタがエヴァの最終回だったり、スパイファミリーにはエヴァオマージュが採用されていることがわかります。
そして、フランケンシュタインやエヴァンゲリオンから人造人間という単語が連想できるため、やはりアーニャは人工的に作られたのだと考えられます。
そしてアーニャに縫い目があるとすれば、別の謎を解くことができます。
その謎というのは、他の被験体です。
アーニャは組織によって、被験体007という番号が付けられていたことから、少なくともあと6人は被験体がいることがわかります。
そして全体のアーニャに縫い目があるとすれば、他の被験体にも縫い目がある可能性が考えられます。つまり、縫い目こそが被験体を見つける伏線だということです。
そして、縫い目があるキャラとして真っ先に挙げられるのが、ドノバン・デズモンドです。
ドノバン・デズモンドは東国の野党第一党の総裁でワイズが警戒している要注意人物です。ロイドはドノバンとの接触の機会を図っていますが、彼はイーデン校で開催される懇親会にしか顔を出さないほど用心深いです。
ただ、逆に言えばイーデン校にはかなり信頼を置いてると言えます。そして、アーニャがいた組織とボンドがいた組織には同一人物がいるため、アーニャがいた組織とプロジェクトAppleには関係があると考えられます。
イーデン校の制服にはリンゴのマークが書かれており、ドノバンがイーデン校に信頼を置いていることから、ドノバンとプロジェクトAppleには深い関係があると考えられます。もしかしたらプロジェクトAppleのリーダーがドノバンなのかもしれません。
そして、ドノバンの顔にも縫い目があるため、あるいはドノバンこそが被験体001であり、超能力者になるために自分の体を使って人体実験をしていた可能性が考えられます。
ただ、アーニャは偶然生み出されたとされているため、ドノバンが被検体だったとしても実験は失敗しており、超能力者ではない可能性の方が高いと考えられます。
また、被験体には縫い目という共通点があるとすれば、ヨルさんの弟ユーリが務める国家保安局の中尉にも顔に縫い目があるため、彼も被験体という可能性があるかもしれません。
ドノバンが国家を裏で牛耳っているとすれば、秘密警察に被験体がいても不思議ではありません。
考察6.『SPY×FAMILY』アーニャの髪飾りは、猫ミミ?
最後に、猫についての考察です。
アーニャの名前から出身地を考察してみたのですが、その結論が、カターニャです。
カターニャはイタリアのシチリア島にある都市で、その綴りはC A T A N I Aです。そして、これを分解すると、Cat+アーニャとなるため、アーニャのモデルが猫だと考えることができます。
そして、アーニャの髪飾りが猫耳のようにも見え、またアーニャのニャは猫の鳴き声であり、遠藤先生は犬と猫だと、猫派とわかっています。
名前は遠藤先生の読み切りで登場したアーシャとMISIAの掛け合わせで普通ならアーシャになるところ、アーニャの方がかわいいという理由でアーニャにしたとわかっています。
また、ニャの方がかわいいというのは、遠藤先生が猫派だからという可能性も考えられます。
そして、アーニャの出身地を考察する上で、根拠としたのが、アーニャの綴りがAN I Aであることですがアニメ第5話ではANYAとなっていました。それを見て、一体全体、アーニャの綴りはどっちが正しいんだと思ったはずです。
この問いに対する僕の結論はどっちも正しいと考えています。
アニメ第3話のネームプレート、原作第10話のネームプレートではAN I Aとなっていますがアニメ第5話の補欠合格者のリスト、原作第27話の試験順位の張り出し、原作第42話の古語のテストでは、ANYAとなっています。
このことから、家のネームプレートなど私的な場所ではAN I Aを使っており、学校のテストなど公的な場所ではANYAを使ってるとわかります。
つまり、日本語で言う自分のノートでは、門構えを崩して書くような感じで、正式にはANNYだけど、AN I Aという表記もありだと考えられます。またアーニャの字はかなり汚いため、ネームプレートの字は、ロイドのものだと考えられます。ショートミッション3でネームプレートがANYAとなっていたのは作画ミスではないかと考えられます。
そして、アーニャのモチーフが猫だとすると、神話のモデルとして真っ先に思い浮かべるのはバステドです。バステドは、エジプト神話に登場する猫の女神で、ヘビの首をはねるものとされ、家庭を守ると信仰されていました。
アーニャってヘビ嫌いでしたよね。
ヨルさんが所属する組織Gardenの本部には、エリカという花が咲いており、エリカの一種に裏切りという花言葉を持つジャノメエリカという花言葉があります。ジャノメエリカは漢字で蛇目エリカと書きます。バステドは蛇の首をはねるものとされ、家庭を守ると信仰されていました。
そして、アーニャの願いはフォージャー家が永遠にForeverすることでしたよね。
そしてアーニャの髪飾りが猫の耳と似ており、猫の女神バステドはヘビの首をはねて、家庭を守ると信仰されていたことから、最終的にロイドとアーニャが力を合わせて、エリカの花ごとガーデンを滅ぼし、ヨルを暗殺業から足を洗わせてフォージャー家が偽物の家族から本物の家族になることを示唆していたとしたら・・・
まとめ
今回の考察をまとめると、アーニャの髪飾りの意味は
1.超能力抑制装置
2.角を隠している
3.発信機がついてる
4.キメラ
5.縫い目がある
6.猫ミミ
が考えられましたが、1~3は可能性が低く4~6は可能性が高いと考えています。
みなさんは、どのように思いますか?
感想とか聞かせてくれたら幸いです。
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