SPY×FAMILY 考察!アーニャの 本当の母親 は誰なのか?

超話題の漫画『SPY×FAMILY』スパイファミリーの家族が偽りの関係にあることは当然御存じですよね。

でも、SPY×FAMILYの作品の中でアーニャの””実の母親”ってまだ登場していませんよね。なんだか気になりませんか?

アーニャの実の母親は生きているのか?また、ずばりアーニャの実の母親は誰なの?という疑問があるかと思います。というわけで、アーニャの実の母親について考察していきたいと思います。

一部ネタバレが含まれますので、まだスパイファミリーを読んでいないという人は注意してくださいね。

SPY×FAMILY アーニャはどうやって偽物の親子となったの?

それでは本題に入ります。アーニャと ”父:ロイド” と ”母:ヨル” が偽物の親子となるわけですが、経緯を簡単に説明すると、スパイ組織WISEからの命令により、急遽、子供が必要になったロイドは孤児院からアーニャを引き取ったというわけです。

アーニャの情報をまとめると、年齢:不明(自称6歳)、能力:心が読める、好物:ピーナッツ、得意科目:古語、となっており、普通の女の子というわけではないんですよね。またロイドはアーニャの能力のことは何も知らないというところもポイントですよね。

このあとの考察のために、アーニャ情報をもう少しお伝えしておきます。

アーニャは、とある組織の実験で偶然生み出され、被験体007という番号が付けられていました。ロイドと出会う前の1年間に4回里子に出され、2回施設を移っています。そして両親は不明です。アーニャには出生に関する情報がほとんどわかっていませんが、その中でも一番気になるのは母親の情報ではないでしょうか?

考察:SPY×FAMILY アーニャの実の母親は誰? 

母親に関しては全く情報が明かされていませんが、第5話のイーデン校の面接でスワン先生からの、「今のママと、前のママ、どっちが高得点だ?」という意地悪な質問に対して、「ママ」と言いながら、涙を流しています。もし、母親の記憶がなければ「はは」と即答していたはずです。(はは=ヨルさんのこと)がしかし、涙を流していたことからアーニャには母親の記憶があることがわかります。そして、アーニャの母親は、作中で既に登場すると僕は考えています。

では、その人物とは誰か?

結論から言うと、シルビア・シャーウッドです!誰だ!?そんなヤツいたっけ?という人は思い出してください。シルビア・シャーウッドは、年齢不明の女性で、表の職業は在東西国 大使館 外交官、裏の職業は、WISEの管理官で、異名をフルメタルレディ(剛鉄の淑女)と呼ばれている怖い女です。ロイドの上司っぽい人です。

アーニャと同様、シルビアに関しても、わかっていないことが非常に多いんですよね。ただ娘がいたことは判明しています。

「私にもあれくらいの娘がいた。」(第22話)

とシルビアは話していました。

シルビアは、ボンド(犬)を家族にする許可をアーニャに与えて、アーニャからお礼を言われると、「いい子じゃないか」とロイドに言い、ロイドから「人の気持ちも知らんで」と返されたときに娘がいたと発言しています。

過去形であることから、今は会えない状態だとわかりますが、戦争で亡くしたのか、何か訳があって会えなくなったのかはわかりません。

ここまでの話を読んで、皆さんはこんなことを思ったのではないでしょうか?

「シルビアに娘がいたからといって、アーニャが娘だとは限らないだろう」

「浅い考察を披露しやがって!」

と思った方もいるはずです。

大丈夫です。これから説明していきますので、しっかりついてきてください。

考察:SPY×FAMILY アーニャはシルビアの娘か?

アーニャがシルビアの娘であることを証明するには、

1.年齢の問題

2.顔を覚えていない理由

この二つについて説明する必要があります。

まず年齢の問題についてですが、アーニャは自称6歳ですが、身長が99.5センチで、日本の場合、4歳児の平均身長が約100センチであり、ロイドが4から5歳と推測していたため、6歳というのは嘘で、4~5歳が妥当だと思います。

そして、もしシルビアが子供を産んだのが6年以上前、すなわちアーニャが生まれる前だとすればアーニャの母親がシルビアである可能性は0%です。

また、もし仮に会えなくなったきっかけが、十数年前の戦争だとすれば、子供は10歳以上となるため、アーニャは娘ではないという結論に至ります。しかし、シルビアがいつ子供を産み、いつ会えなくなったのかがわかっていません。つまり、死別であろうと生き別れであろうと会えなくなったのが、つい最近だとすればアーニャが娘でもおかしくはないと言えます。

となると年齢の観点では、シルビア母親説を否定することはできません。続いて、顔を覚えてない理由について、年齢の問題に続いて、皆さんが疑問を抱くと考えられるのは、なぜお互いに顔を覚えていないのか?ということではないでしょうか?

シルビアが「あれくらいの娘がいた」と言っていたことから、広く見積もっても3から6歳くらいの子供がいたことがわかります。もし子供が3歳のときに会えなくなったとすれば、子供の方が覚えていないという可能性はあっても、母であるシルビアが数年ぶりに会った娘の顔を覚えていないわけがありません。もしかしたら感動の再会でハグをしたい気持ちを抑えてポーカーフェイスを装ってるという可能性も考えられます。しかし、アーニャは心を読めるため、いくら表情に出さなくても心の声で、すぐばれます。またアーニャとシルビアには面識があり、もしシルビアがアーニャを娘だと知っていたら、一瞬でアーニャに気づかれますが、アーニャには気付いた様子はありません。このことから、シルビアはアーニャを娘だとは思っていないことがわかります。

考察:SPY×FAMILY アーニャ双子説

この時点で、『シルビアがアーニャの母親』 説 は完全に断たれてしまった、かに思いますが、一つだけ抜け道があります。親子であることをお互いに知らないことを説明できる条件とは何か?

結論から言うと、アーニャ双子説です。

つまりシルビアは双子を産んでおり、片方とは数年間一緒に暮らしていましたが、もう片方とは、生まれた直後に生き別れているということです。もちろん行き別れた子が、アーニャです。アーニャ双子説に関して想定される反論は、もし双子なら一緒に暮らしていた子供と顔が同じだからアーニャの顔を見れば、自分の子だと気づくのでは?というものです。

それに対する反駁(はんばく)はアーニャは二卵性の双子だということです。双子には2パターンあるのは御存じだと思います。一つが 一卵性の双子で、この場合、遺伝子が100%同じなので、顔も同じになります。もう一つが、二卵性の双子で、この場合、遺伝子が約50%同じなので、顔が似ていないこともあります。

つまりシルビアがアーニャを見て、娘だと気づかなかったのはアーニャが二卵性の双子で、もう1人の子と顔が似ていなかったからというわけです。そうだとすれば、シルビアがアーニャを娘だと気づかないことにも説明がつきます。

考察:SPY×FAMILY シルビアのモデルとなった人物とは?

アーニャ双子説を聞いて、確かに説明はつくけど、根拠はあるの?と思った方もいるはずです。ここで考察をやめたら、ただの妄想で終わりますが、超有力な根拠があります。

その根拠というのがシルビアのモデルです。スパイファミリーは、ヨルさんのモデルが「眠れる森の美女」のブライア・ローズだったり、ボンドのモデルが、「イアンフレミング」の小説の主人公ジェームズボンドだったり、別の作品をオマージュしてる場合が多いんです。そして、シルビアも例に漏れず、モデルがいると思われます。

では、このモデルとは誰か、結論から言うと、レア・シルビアです。

レア・シルビアはローマ建国神話に登場する女性と言われています。彼女は悪い王様によって生娘であることを義務付けられていました。しかし、レア・シルビアは、その掟に反して、ローマの神マーズと交わり、子供を産みます。そして、その子供というのが双子だったのです。モデルと考えられるレア・シルビアが産んだのが双子であることから、シルビア・シャーウッドが産んだ子も双子の設定にした可能性はあります。アーニャと同じくらいの娘がいたことがわかっているため、シルビアがアーニャの母である可能性は十分高いと言えます。

考察:SPY×FAMILY アーニャには育ての親がいた?

ローマ建国神話についての話を続けます。

レア・シルビアは、神と交わって双子を産みましたが、なんとその子供は悪い王様によってイタリアにあるテベレ川という川に流されています。つまり、生き別れているということです。登場人物を別の作品からオマージュしていることが多いので、シルビアのモデルはレア・シルビアであることはほぼ間違いなくシルビアが子供と生き別れていることから、作者の遠藤先生がローマ神話から着想を得て、シルビアがアーニャを産んだ後に行き別れたという設定にしても不思議ではありません。

また、ローマ建国神話の中では、子供は2人とも川に流されていますが、シルビアは子供と数年間一緒に暮らしていたことがわかっているので、そのため川に流されたのはアーニャだけだと考えられます。そしてレア・シルビアの子が流れ着いた先で、羊飼いの夫婦に育てられていることから、アーニャも誰かに拾われて育ててもらい、その人のことを親だと思ってると考えられます。

つまり、スワン先生の意地悪な質問によってアーニャが思い出していたのはシルビアではなく、育ての親だということです。アーニャが「ママ」と言いながら泣いていたことから、育ての親が夫婦だったのかはわかりませんが、少なくとも女性がいたことは確定しています。ここで気になるのは、育ての親は生きているのかどうかです。

それに対する僕の結論は、育ての親は既に亡くなっている、ということです。

その根拠はアーニャの涙です。育ての親を思い出したときに、アーニャが涙を流していることは母親代わりの女性が既に亡くなっており、もう会えないことを意味していると考えられます。アーニャが施設から逃亡するのを育ての親が手伝ったとも考えられますが、その可能性は低いと思っています。というのも、思い出すだけで涙が出るほど、育ての親を恋しく思っていることから、もし生きていることを知っていたら、一緒に暮らすこと望むと考えられるからです。しかしアーニャには人を探している様子はなく、フォージャー家がずっと続くことを願っています。

このことからアーニャは母親の死を知っており、帰る場所がないからこそ、1秒でも長く3人で一緒にいるためにヨルとロイドの秘密がばれないように日々奮闘しているのだと考えられます。

この説がもし正しければ、なんて健気なアーニャ・・・(涙)

そして、アーニャの涙と人を探していないこと以外に、育ての親が亡くなっていると考えられる理由がもう一つあります。

その理由というのは、もし生きていたらバッドエンドになるからです。最終的に家は偽物の家族から本物の家族になると考えており、もし育ての親が生きていたらアーニャが親のもとに帰り、家が崩壊!となりかねません。

それすなわちバッドエンドですが、おそらくそうはならないと思っています。なので、物語が終わる頃には東西が統一されたドイツのように、スパイファミリーの世界でも二つの国が一つになり、さらには、かりそめのフォージャー家も永遠にForeverしハッピーエンドを迎えると勝手ながら僕は考えています。

そして、この理屈でいくと、アーニャとシルビアがお互いに親子であることに気づくことはなく、物語は完結することになると僕は考えています。

まとめ

今回は「アーニャの本当の母親はシルビア説」について自分の考察を披露させていただきました。

僕の考えをまとめると、アーニャの本当の母親はシルビアではないかと推測。アーニャは双子で育ての親は別にいて、その方はすでにこの世にはいない、といったところです。

シルビアがアーニャの母親であるという発想やシルビアのモデルがレア・シルビアであることに気づいた人は他にもいるかもしれませんが、その二つを結びつけた考察や、アーニャが双子説を唱えたのは僕の考えた説がオリジナルで初めてではないかと思います。

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